リードアジア2025夏プログラムでは、これまでリードアジアが大切にしてきた「文化交流(日中交流)」と「企業訪問」の両者を残しつつも、ポストコロナ禍にふさわしい新たな活動も盛り込み、よりパワーアップした活動を予定しています。


①事前交流会

 本プログラム実施に先立って、参加者30名と実行委員15名がオンラインで顔合わせと事前活動を行います。本プログラム前にオンラインで一度交流を行うことで、より参加者同士、また参加者と実行委員の間でのコミュニケーションがより円滑化することを目指しています。開催時期は現在のところ7月下旬の週末を予定しており、詳細な日時は参加者との調整を経て決定します。

②文化交流(日中文化交流)

 リードアジアプログラムがこれまで10年間大切にし続けてきた、文化交流(日中文化交流)。主にプログラム前半で実施することを予定していますが、リードアジアではプログラム時間外でのコミュニケーションも文化交流の1つであると考えています。プログラム内では、お互いのバックグラウンドや日常生活を共有するのみならず、文化の違いをテーマとしたディスカッションや料理交流会、スポーツ大会などの実施を予定しております。

 これらの活動を通じて、日中について表層的な理解に留まらない、新たな価値を生み出すことを目指します。また、これまで文化交流に興味のなかった参加者においては、本プログラムをきっかけとして文化交流の担い手として将来携わっていくことを期待しています。

③企業訪問

 リードアジアが大切にしている活動のもう一方を担う企業訪問です。これまでリードアジアでは、パナソニック、藤田観光、全日本空輸(ANA)などの大手民間企業や外務省などの官公庁を中心に日中間でのグローバルビジネスを展開する企業・官公庁を訪問してきました。新型コロナウイルス感染症の影響で企業訪問の中止を余儀なくされる時期もありましたが、昨年度のプログラムより本格的に企業訪問を再開しました。

 企業訪問では会社や業界についての知識を得ることはもちろんのこと、実際のオフィスや工場を見学したり、訪問先の社員の方とのコミュニケーションを通じてビジネスにおいてグローバルに活躍していく上で求められるスキルや心構えについても学ぶことができます。そして訪問の最後には学生同士でグループ毎に議論を行い、訪問先の社員の方に向けた提案を行います。

 これらの活動を通じて、参加者がビジネスに関して視点を広げると共に、ビジネスと日中の関わりについて理解を深め、自分の言葉で説明できるようになることを期待しています。また、グローバルに活躍していく上で何が求められているのか理解を深めることを目指します。

④ビジネスマナー講座(企業訪問対策プログラム)

 企業訪問を行うにあたって、必要となってくるのがビジネスマナーです。本プログラムでは中国本土学生を中心に中国人学生も多く参加していること及び日本人学生でも全員がビジネスマナーについて理解しているわけではないことが多いことを踏まえ、企業訪問実施前にビジネスマナーについての基礎的な講義等を行い、企業訪問時に訪問先企業様に失礼のないような振る舞いを身に着けることを目指します。このスキルは本プログラムに限らず、日本での就職を目指す参加学生にとっては今後にも使える有用なスキルであると考えています。

⑤グループディスカッション(GD)

 企業訪問や最終発表会準備において避けて通ることができないのが、グループディスカッション(GD)です。しかし、大学の授業等で実際にグループディスカッションを行う機会は少なく、就職活動を進めていく中で初めて行うというケースも少なくありません。そこで、本プログラム内においてより有意義で且つ新たな価値を生み出していけるような議論を行うことを目的として、グループディスカッションの練習を行います。具体的な活動内容としては、実行委員または外部講師の方からグループディスカッションのコツについて講演を行った後、文化にまつわるトピックとビジネスにまつわるトピックについてグループに分かれて議論を行い、最終的に全体で発表を行うことを予定しています。

⑥最終発表会

 これまでのプログラム内での学びを総括・応用する機会として最終発表会を実施します。企業訪問や日中文化交流等を通じて、多様なアプローチから日中について理解を深めた参加者同士でグループに分かれ、テーマに沿って最終発表をパワーポイント資料を活用しながら日本語で行います。発表の評価等については、現役社会人であるリードアジアOB・OGの方や後援団体様等をお招きし、実際にビジネス等にて活躍されている方からの本気のフィードバック・講評を行って頂く予定です。

その他の活動

 現段階では未定ですが、京都府内または大阪府内での観光やプログラム最終日での懇親会の実施についても検討しています。

※懇親会については任意参加とする予定です。